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23/07/12
ネクストデリ、ドローン輸配送管理Sに新機能追加
ネクストデリバリー(本社・山梨県小菅村、田路圭輔社長)は、開発を手掛けたドローン輸配送管理システム「SkyHub(スカイハブ)TMS」に、最適な配送手段を選ぶマルチモーダル機能と、配送員ごとに最適なルートを示すマルチロジック機能を追加した。KDDIスマートドローンの運航管理システムと連携し、ドローン運航計画の自動策定や運航状況のリアルタイム確認が可能になった。トラックとドローンを組み合わせた「新スマート物流」のさらなる効率化を図る。
マルチモーダル機能は、緊急度・配送距離・重量・大きさ・内容などで荷物を分類し、最適な配送手段を選別する。トラックのみの輸配送管理システムとは異なり、配達効率の悪い荷物をトラックの配送ルートから外し、ドローンで運ばせることで輸配送を効率化する。連携するKDDIスマートドローンの運航管理システムで、複数の運航を一画面でリアルタイムに確認できる。
マルチロジック機能では、配送員の経験値などの条件ごとに、配送ルートを指定するロジックを使い分ける。提携するオプティマインドが提供するクラウド型自動配車サービスの自動配送ルート指定機能で、経験の浅い配送員でも最適な配送ルートを示すことができる。一方、経験豊富な配送員には、道路の混雑状況や駐車位置などのデータ化できない知見を生かしてもらい、自由に配送ルートを設定できるようにした。
ネクストデリバリーは山梨県小菅村、北海道上士幌町、福井県敦賀市、茨城県境町、千葉県勝浦市で、スカイハブTMSを用いた新スマート物流の社会実装を進めている。各地域の運送企業と共に、追加した新機能の実証実験を順次行う方針だ。