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23/07/07

ロジスティード、水素燃料の活用へ福島県のトラック走行実験に参画

 ロジスティード(=旧・日立物流、本社・東京、高木宏明社長)グループのロジスティード東日本はこのほど、福島県での水素燃料の活用に向けた実証実験に参画し、燃料電池(FC)トラックを導入した=写真。実際の輸送業務で各種走行データを収集し、水素充てんなどを含めた運用の最適化を図る。また、ディーゼル車からの置き換えによる二酸化炭素排出量の削減効果を実証する。

ロジスティード東日本が導入した燃料電池トラック。実際の輸送業務に使用し、水素燃料活用の可能性と実用性の検証に協力する

 導入したFCトラックは3トンウイング車で、航続距離は約200キロメートル。水素と酸素を反応させて電気を起こす発電システムを搭載し、走行時に二酸化炭素を排出しない。水素充てん量は約10・5キログラム。1日あたり1回、福島県いわき市にある「いわき鹿島水素ステーション」で充てんして運用する。充てん時間は約15分。
 「福島県での水素を活用した新たな未来のまちづくりのための社会実装」に参画する。社会実装の一部は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」として実施されている。
 ロジスティードはNEDOから交付決定を受けたコマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT)からの業務委託で、FCトラック普及に向けたエネルギーマネジメントの研究開発の一環として、走行データを提供する。
 ロジスティードグループは「脱炭素社会への貢献」を重要課題のひとつに位置づけ、二酸化炭素排出量を2030年度に13年度比50%削減、50年度に実質ゼロとする環境中長期目標を策定している。