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23/07/07
鈴与商事、CO2排出量可視化PF「エコニパス」にオプション機能を追加
鈴与商事(本社・静岡市、伊藤正彦社長)は7月3日、CO2(二酸化炭素)排出量可視化プラットフォームサービス「EcoNi Pass(エコニパス)」のオプション機能「CFT算定オプション」を提供開始した。ウィングアーク1st(本社・東京、田中潤社長)との共同開発。製品・サービス当たりのCO2排出量であるCFP(カーボンフットプリント)算定に関わる業務負荷の軽減とCO2排出量の削減に貢献する。
オプション機能では、生産量、設備ごとのエネルギー使用量を入力し、自社の事業活動での製品別CO2排出量データを算定・可視化する際、サプライヤーから部品、原材料に関わるCO2排出量データを受け取ることで、部品・原材料も含めたCFPの算出が可能となる。サプライヤーがエコニパスを使用しオプション機能を契約していれば、システム連携することでサプライヤーの部品や原材料に関わるデータの共有も可能になる。
導入の効果には、完成品メーカーや取引先からのCFP情報提供に迅速な対応が可能なことや、鈴与商事独自のノウハウによる生産工程でのCO2排出量のボトルネックの顕在化、企業間で連携した排出削減対策が可能なことが挙げられる。
価格は、個別見積もり。算定する製品数や対象設備により変動する。オプション機能の利用にはエコニパスの基本契約が必要になる。
2050年カーボンニュートラル(炭素中立)の実現へ向けた取り組みが加速する中、国際的にもCFPに着目した戦略が動き出しており、国際競争力の維持のためには、CFPの算定・開示・削減が喫緊の課題になっている。