• 物流企業

23/07/05

上組、重量物輸送に強みを持つ企業を子会社化

 上組(本社・神戸市、深井義博社長)は6月30日、重量物輸送を強みとするライト建設を子会社化した。今後施設や人材の有効活用も含めたシナジー(相乗)効果を追求する。
 ライト建設は、兵庫・大阪・茨城に同一商号で3法人が営業活動を行っている。各社の概要は、兵庫県の会社(兵庫ライト)は、資本金3000万円。2022年5月期の売上高は7億7000万円。営業利益は4600万円。大阪府の会社(大阪ライト)は資本金1000万円。22年7月期の売上高は1億8100万円。営業利益は2100万円。茨城県の会社(茨城ライト)は資本金1000万円。22年11月期の売上高は8440万円、営業利益は1300万円。
 ライト建設は、重量物輸送の専門企業として、豊富な実績とノウハウを持つ。上組とも年間1億円程度の取引を持っている。株式取得により、アセットの有効活用や人材活用を含めた相互補完を行い、重量・建設部門の競争力強化を図る。今後、風力発電や新エネルギー関連物流業務の受注拡大を見込む。
 上組は現在進行中の中期経営計画で、事業投資の拡大を掲げている。今後も国内外でのM&A(企業の合併・買収)や資本業務提携を検討。中計の達成に向けた取り組みを進める。