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23/07/04

センコーGHD、東京地区の警備会社を新たにグループ化

 センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)は7月3日、子会社の日制警備保障が東京地区の警備会社アムス警備と子会社のヒューマンセキュリティの全株式を取得した。警備事業を強化し、さらなるシナジー(相乗効果)の追求を図る。
 アムス警備は資本金1000万円。従業員は80人。ヒューマンセキュリティはその子会社で、従業員20人を抱える。
 警備業界は、地域密着型の中小企業が大半を占め、働き手の平均年齢も高い。一方で、都心では再開発や大規模建設も多く、警備員の人材不足が続いている。子会社化する2社と日制警備は、共に東京・神奈川に事業所を置き住宅メーカーやゼネコンの建築現場での交通誘導や重機誘導を行っている。買収後は、同一エリア内のシナジー追求や、グループの物流拠点の警備ニーズにも応え、警備事業のさらなる拡大につなげる。
 センコーGHDは、人材が必要な業種・業界へ事業を拡大し、人財ビジネスの確立を進めている。人材派遣業では、21年に外国人に特化して派遣を行う企業2社をグループ化。23年2月に、日制警備をグループ化するなど地域・業種の拡大を図ってきた。今後、警備事業や人材派遣事業の拡大を通じて、総合人材ビジネス事業の展開を図っていく。

センコーGHD子会社の日制警備がアムス警備を子会社化