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23/06/29

イオンモール、国際輸送のリードタイム短縮へカンボジアに新倉庫

 

イオンモールカンボジアの「シハヌークビルFTZロジスティクスセンター」。第二期倉庫も7月15日にしゅん工する

 

 イオンモール(本社・千葉市、岩村康次社長)は6月26日、「イオンモールカンボジア シハヌークビルFTZロジスティクスセンター」の第一期倉庫をカンボジアのシハヌーク州に開設した。多機能物流センターの運営を手がける関連子会社「イオンモール カンボジア ロジプラス」が通関から倉庫業務まで一貫して担い、国際輸送のリードタイムを短縮する。来月しゅん工予定の第二期倉庫と併せて運営し、安定的な商品供給を目指す。
 FTZ(自由貿易地域)のシハヌークビル港経済特区内に開設した。敷地面積は約3万平方メートル。鉄骨造で、建築面積は約1万9400平方メートル。メコン地域の中心にあたる地理的特性を生かし、域内の在庫を集約した物流ハブ拠点として活用する。
 一連の物流オペレーションを自社運営することで、トラブルへの対応を迅速化する。さらに、無線通信によるハンディターミナルを導入。顧客が世界中どこからでも、リアルタイムの在庫状況をモニターできる仕組みを提供する。
 シハヌークビル港は同国唯一の深海港で、貨物取引量は同国最大。今後もカンボジアの経済発展に伴う貨物量の増加が見込まれ、東南アジア地域の新たなハブ拠点として期待されている。