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23/06/28

日新×パナソニック、真空断熱の専用箱使い国際医薬品輸送をエコに

 日新(本社・横浜市、筒井雅洋社長)とパナソニック(同・東京、品田正弘社長)は7月5日、繰り返し利用可能な真空断熱容器を使った国際物流を開始する。国際輸送でリサイクル容器を活用し、高品質かつ環境負荷の少ない輸送網を構築する。

日新とパナソニックが提供する輸送スキーム

 パナソニックが開発した医薬品輸送用の真空断熱容器「VIXELL」の国際輸送や日本・欧州での回収・回送を請け負う。サイズはS(480×350×355㍉㍍)とL(545×495×450㍉㍍)の2種類。対応温度は、2~8度の冷蔵、15度~25度の室温、マイナス25~マイナス15度の冷凍、マイナス90~マイナス60度のドライアイスの4温度帯に対応している。
 日新は、欧州支店がVIXELLのデポ業務を受託。強みの国際物流網と掛け合わせて、欧州と日本への納品と、日本国内と欧州、北米での回収業務を担う。現在は、ボックス型のみだが今後パレット版の製作も進めて行く予定だ。
 日新とパナソニックは、VIXELLを使った物流スキームを紹介するため7月5日~7月12日、都内東京ビックサイトで開催される「インターフェックスWEEK東京」に出展する。VIXELLを展示し、広く顧客に訴求を図る。

現在試作中のパレットタイプ(開発品)