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23/06/28

JR貨物×NPP、駅ナカ・駅チカでパレットレンタルサービス

 JR貨物(本社・東京、 犬飼新社長)と日本パレットプール(=NPP、本社・大阪市、浜島和利 社長)は、パレットデポと呼ぶ貨物駅の構内や近隣に設置するパレット保管施設で、パレットの レンタル・返却ができるサービス「駅パレ」を開始する。鉄道を利用する顧客や鉄道利用運送企業に対し、手軽にレンタルパレットを利用できる環境を整備することで、物流生産性の向上と循環型社会の実現、環境に優しい鉄道モーダルシフトの促進につなげる。
 駅パレの利用で、集荷・配達に合わせて貨物駅の構内や近隣でパレットを借りられるほか、返却も可能になる。パレットレンタル企業のサービス拠点に立ち寄り、パレットを引き取る必要がないため、利用に係る手間やコスト 低減が図れ、効率的な物流体系の構築にもつなげられる。

「駅パレ」の利用イメージ

 駅パレでは、両辺1100×1100㍉㍍のT11型パレットを取り扱う。NPPが運営主体となり、全国13の貨物駅やオフレールステーションで展開する=一覧表。NPPの各支店が、日本通運、濃飛倉庫運輸、京都通運、NX備通、熊本通運の他、JR貨物グループの日本運輸倉庫、ジェイアール貨物・西日本ロジスティクスに作業を委託する。
 利用する発着駅で駅パレサービスが設けられていない場合でも、最寄りのNPPのサービス拠点を通じてレンタル・返却を行うことができる。

「駅パレ」を提供する貨物駅一覧