ＮＸ欧州、独ルフトハンザ・カーゴとＳＡＦ契約

　NIPPON EXPRESSホールディングス（本社・東京、斉藤充社長）のＮＸ欧州は６月20日、ドイツの航空貨物輸送会社ルフトハンザ・カーゴと持続可能な代替燃料「ＳＡＦ（Sustainable Aviation Fuel）」に関する契約を結んだ。航空貨物輸送にＳＡＦを使用し、二酸化炭素排出量削減に共同で取り組む。
　ＳＡＦの使用で、ＮⅩグループは年間約3150トンの排出削減を実現する見込み。ルフトハンザ・カーゴは「航空貨物輸送でＳＡＦがより多く使われるほど、化石燃料の使用を減らし、航空貨物業界全体をより持続可能なものにできる」、ＮＸ欧州は「航空貨物輸送の需要の増加が環境に与える影響を常に意識している。現実を十分に認識し、地球温暖化を抑制するための行動を急がねばならない」とコメントした。
　2050年の二酸化炭素排出実質ゼロに向け、ＮＸグループの日本通運では今年、13年比30％減の数値目標を設定。グループ全体で、30年までに同50％減を目指す。