• 物流機器メーカー

23/06/20

三菱ロジスネクスト、今夏にも北米でAGV事業の新合弁会社が営業開始

 三菱ロジスネクスト(本社・京都府長岡京市、間野裕一社長)は早ければ今夏にも、北米地域で無人搬送車(AGV)事業の新たな合弁会社が営業を開始する。独総合物流機器メーカーのユングハインリッヒとの協業関係を強化し、窓口の一本化や営業、アフターサービス増強を含め、北米の倉庫、工場の物流業務の自動化に向けたサービスを拡大する。
 三菱ロジスネクストは米国、メキシコ、カナダの北米地域で米国子会社を通じて、2005年からユングハインリッヒと協業し、合弁会社を設立してユングハインリッヒ製AGVを販売してきた。並行して、子会社を通じ三菱ロジスネクスト独自の「ロックラー」ブランドのAGVを販売している。このほど、折半出資による設立で合意した合弁会社「ロックリッチ」は、これら2ブランドを取り扱い、合理的な体制を構築し、顧客や販売代理店向け窓口の一本化によるサービス充実を図る。
 2ブランドを総合的に扱うことで、標準仕様から特別仕様まで幅広いAGVや自動フォークリフトを提供する。また、営業、AGV製品の据え付け、アフターサービス要員を増強し、北米での組織体制を強化することで、既存顧客向けサポートや顧客満足度の向上、新規顧客の開拓を加速させる。
 新合弁会社ロックリッチは夏以降、規制当局の許可取得が完了次第、営業を開始する。