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23/06/15

日通、小口貨物のモーダルシフトへ「NX鉄道混載便」

 NXグループの日本通運(本社・東京、堀切智社長)は6月19日、東京・大阪発札幌行きの鉄道輸送で新サービス「NX鉄道混載便」を開始する。小ロット貨物の混載サービスを提供し、12フィートコンテナに満たない貨物のモーダルシフトを実現。新たな低炭素型輸送サービスで、顧客企業のESG(環境・社会・ガバナンス)経営に貢献する。

12フィートコンテナに満たない数量の貨物でも、混載便でモーダルシフトが可能

 トラックドライバーの時間外労働規制の強化に伴う「2024年問題」に向け、これまで鉄道輸送へのシフトが難しいとされていた小口貨物のモーダルシフトに対応。鉄道の12フィートコンテナ単位に満たない数量でも、幹線輸送を鉄道に転換して二酸化炭素排出量を削減する。
 また、積み替え作業などのハンドリングが少ない点も特長。貨物への負担が小さく、小口貨物特有のダメージを軽減する。東京・大阪発札幌向け貨物を対象にスタートし、順次エリア拡大やサービス拡充を目指す。