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23/06/14

ダイワコーポ、若手社員の失敗談取り入れた新人研修を実施

 ダイワコーポレーション(本社・東京、曽根和光社長)は若手社員による新人研修を推進している。5月24日には、過去の失敗談を基に、新入社員がロールプレイングで類似体験する研修を実施。報告・連絡・相談の重要性などを学んだ。

「和く和くプロジェクト」では、リーダー世代の社員が新卒採用、研修などを手掛けている

 取り組みは、入社2~4年目の若手社員が新卒採用などを手掛ける「和く和くプロジェクト」の一環。今回は7月から、本配属となる新入社員9人に対し、「経験したからこそ伝えられる先輩社員からのアドバイス」を2チームに分かれて担当した。約2カ月前から研修内容の相談を始め、実際の困り事や悩んだことをテーマに講義を行うことを決定。倉庫管理業務を行いながら、資料の準備を進めてきた。
 若手社員の失敗談を新人研修に生かすことで、報連相の優先順位や伝え方を考えたり、分からないこと、疑問に思ったことを放置しないことなどの重要性学んでもらうのが目的。不明点を質問する際、多忙な先輩、上司に声をかけづらいという経験から、トラブルが発生した際の報連相をロールプレイングし、フィードバックを行った。
 研修では、若手社員から「不明点をそのままにして自分の判断で進めた結果、ミスが起きると、顧客の信頼を失うことになる」という話があり、新入社員は真剣に聞いていたという。また、倉庫管理業務は同じ業務の繰り返しで、マンネリ化によるモチベーション低下の恐れがあることから、研修ではグループワークを交えた講義も行われた。