- 物流企業
23/06/13
ラニイ福井貨物×エスラインヒダ、富山で特積み施設共用し業務効率化
ラニイ福井貨物(本社・福井市、藤尾秀樹社長)とエスラインヒダ(同・岐阜県高山市、脇田彰吾社長)は7月1日から、富山市で施設の共同利用に向けた取り組みを始める。両社が運営する富山支店は車で15分ほどの距離と近い。同市の金屋企業団地内にあるラニイ福井貨物富山支店を共用し、互いに集荷と配送のエリアを振り分けることで、業務効率化を図り、生産性を高める。
施設共用は段階的に進める。まずエスラインヒダは富山支店からトラックを発車し、ラニイ福井貨物の富山支店のホームに乗り入れる形を取り、共同で小口貨物の集荷にあたる。富山市内向けの幹線輸送による着貨物も、ラニイ福井貨物富山支店のホームに集め、共同で配送を行う。
この取り組みを軌道に乗せた後、エスラインヒダ富山支店は特積み業務をラニイ福井貨物の富山支店に移管する。ホームや事務スペースを賃借し、施設の共同利用に完全移行する。幹線輸送の共同運行も行う考えだ。