日本郵便、ゆうパックで10月新運賃 平均10％値上げ

　日本郵便（本社・東京、衣川和秀社長）は10月１日、宅配商品「ゆうパック」の基本運賃を平均で約10％値上げする。燃料価格をはじめとした物価上昇、人件費上昇が経営に影響を与える中、将来にわたり安定的で高品質な物流サービスを展開するため運賃改定を決めた。
　例えば関東―近畿間では、３辺サイズ60センチメートルの場合に970円から990円に20円アップ。サイズが上昇するにつれ値上げ幅も上昇し、同170センチメートルの場合2530円から3750円に1220円アップする。値上げ幅はサイズや届け先により異なるが、平均約10％。
　その他ゆうパック商品についても値上げし、重さ25～30キログラムの重量ゆうパックでは、ゆうパック改定後の基本運賃に560円を加算した額。ゴルフゆうパック、スキーゆうパックなども値上げする。日本郵便は、引き続き、設備投資や人的資本投資を進め、顧客サービス向上に取り組むとしている。