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23/06/09

プロロジス、非化石証書の活用でモノタロウの電力グリーン化を支援

 プロロジス(本社・東京、山田御酒CEO)は、再生エネルギーの環境価値を証書化する「トラッキング付きFIT非化石証書」を活用し、同社施設に入居する企業の電力実質100%グリーン化支援を開始した。入居企業の電力グリーン化・環境負荷軽減を支援する「プロロジス・グリーン・ソリューション」の一環。
 プロロジスパーク猪名川1に入居するモノタロウが利用する電力に対し、トラッキング付きFIT非化石証書を活用する。これにより、施設内でモノタロウが利用する電力は、二酸化炭素排出量を実質ゼロにできる。これまでも、プロロジスパークつくば1とプロロジスパーク海老名2で電力のグリーン化を行ってきたが、プロロジスが非化石証書を取得し、入居企業に提供するのは初。

電力グリーン化を行った「プロロジスパ―ク猪名川1」(左)と今後実施予定の「プロロジスパーク猪名川2」(右)

 プロロジス猪名川1では、屋根に設置工事中の太陽光発電設備が2024年1月から稼働を予定しており、稼働後は発電した電力を利用する。今後は全国の開発・運営中の施設で、屋根置き太陽光発電電力の活用と、トラッキング付きFIT非化石証書を付与した二酸化炭素排出量実質ゼロのクリーンエネルギーの提供を順次展開する。
 トラッキング付きFIT非化石証書は、石炭などの化石化燃料を使用せず、発電した電力の環境配慮への価値を証書化したもの。どこの発電所で発電されたものかが分かるトラッキング情報も付与されるため、企業が取り組んだ気候変動対策の情報開示に利用できる。