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23/06/08
物流連・環境大賞、さんふらわあのLNGフェリー導入事例が受賞
日本物流団体連合会(池田潤一郎会長)は6月6日、今年度の物流環境大賞を決定し、日本初のLNG(液化天然ガス)燃料フェリーを導入したフェリーさんふらわあの取り組みが受賞した。
フェリーさんふらわあは1月、大阪―別府(大分県)航路で「さんふらわあ くれない」を就航。LNGと重油それぞれを燃料として使用できるデュアルフューエルエンジンを搭載したのが特徴で、二酸化炭素排出量を重油使用時と比べ約26%削減できる。硫黄酸化物の排出はほぼ100%、窒素酸化物は約85%抑制し、大幅な環境負荷低減を実現した。
低炭素物流推進賞には、生活協同組合コープさっぽろとサッポロドラッグストアーの北海道全域の店舗の輸配送で、共同配送、配車統合、拠点の共同化を図り、車両台数やドライバーの労働時間、二酸化炭素排出量を削減した北海道ロジサービスの事例が選ばれた。
他にも、サステナブル活動賞は専用パレットにRFID(非接触ICタグ)を貼り、回収率を大幅に改善することで、パレットの廃棄削減や新規生産時の二酸化炭素排出量を削減したAGCロジスティクス、諸星運輸、名鉄運輸などの取り組みなどが受賞した。
受賞企業の表彰式は27日、都内で開催する。