ＬＥＶＯ、低炭素型トラの補助開始、中小が対象で１社４台まで

　環境優良車普及機構（＝ＬＥＶＯ、岩村敬会長）は５月29日、低炭素型ディーゼルトラック補助事業の募集を始めた。資本金３億円以下、または従業員300人以下の中小運送会社、リース会社が対象となる。
　低炭素型ディーゼル車の補助は、国土交通省が環境省のエネルギー特別会計を活用した事業。予算額は約28億円で、経営体力の乏しい中小企業に車両代替を促し、環境負荷低減につなげる。
　対象は、４月１日～来年１月31日までに新車登録する総重量３・５トン超の事業用ディーゼルトラック。申請台数は１社４台まで。燃費に応じて補助する車種が変わり、2015年度燃費基準より５％以上燃費の良い車は大型のみ。10％以上の車は中・小型を含め、全車を補助する。
　13年度以前に新車登録し、過去１年間継続使用した経年車を廃車するかどうかで補助率が変わる。例えば中型の場合、廃車ありは42万円、廃車なしは28万円となる。25年度燃費基準達成車を導入する企業は、廃車の有無を問わず、５万円の補助が上乗せされる。
　締め切りは来年１月31日。問い合わせ先はＬＥＶＯ「補助事業執行部低炭素型ディーゼル車普及事業」、電話０３（５３４１）４５７７。ホームページでリーフレット、説明資料を公開している。