• 物流機器メーカー

23/06/01

オルリンク、パレットやカゴ台車を直接搬送するロボの取り扱い開始

 OrLinK(=オルリンク、本社・福岡市、相澤賢一代表取締役)は、中国のAMR(自律走行搬送ロボット)メーカーTuskrobots(タスクロボット)の次世代自動搬送ロボットの取り扱いを開始した。オルリンクのWCS(倉庫制御システム)と連携し、物流業務の最適化やスペース活用の課題解決を実現する。
 自動搬送ロボットが、畳まれたアームを伸ばし自らパレットやカゴ台車を持ち上げ、本体を潜り込ませ上面に載せて運搬する。滑り込み式AGV(無人搬送車)のこたつ台座や、パレット架台のような設備、運搬ツールが必要ないため、取り付け作業や改修工事が不要。導入が容易で、スペースの効率的な活用にも貢献する。メッシュパレットや、4輪、6輪のカゴ台車も搬送できる。
 また、従来の無人フォークリフトの形態を取らないため、狭い作業スペースや通路でも機動性を発揮。回転半径ゼロで回転や全方向移動が可能で、幅1・3メートルまでの通路を走行できる。秒速1・5メートルで走行。センシング技術で障害物を360度検知できる。
 オルリンクのWCSと連動することで、各種ロボット・マテハン機器などとの連動も可能。倉庫や工場の搬送プロセスを自動化し、作業効率向上につながる。
 機種は、2次元コード誘導式の「E10J」と、自律走行も可能な「E10J‐SLAM」の2つ。問い合わせ先はオルリンク製品担当、電話092(707)0587。メール:info@orlink.co.jp

 

左からモデルE10J、モデルE10J‐SLAM