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23/06/01

イノフィス、アシストスーツ新製品を発売

 イノフィス(本社・東京都八王子市、乙川直隆社長)は5月31日、外骨格型アシストスーツの新製品「マッスルスーツExo-Power(エクソパワー)」を発売した。独自開発の人工筋肉技術を改良し、アシスト力や歩きやすさを高めた。重量物の持ち上げや中腰作業での腰の負担軽減に貢献する。
 既存製品の腰補助用「Every(エブリィ)」の後継機。別の既存製品の「GS-BACK(ジーエスバック)」で採用した、バネと人工筋肉の組み合わせを採用した。空気圧式の人工筋肉を細くしながら補助力を向上。上半身の樹脂フレームの小型化・スリム化に成功した。最大補助力は、従来比約6%増の27重量キログラム。
 イノフィスは東京理科大発のベンチャー企業。2017年以降のマッスルスーツシリーズは、電気不要で、圧縮空気を使用した人工筋肉が補助力を発揮。介護・農業・製造業などの作業現場で幅広く活用され、シリーズ累計出荷台数は2万台以上。
 エクソパワーのメーカー希望小売価格は21万4500円(税込み)。サイズは、S・Mの2サイズ。全国の販売代理店、マッスルスーツブランドサイト内のECショップで販売している。

「マッスルスーツExo-Power(エクソパワー)」使用例。補助力を向上しながら、よりコンパクトで歩きやすく改良した