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23/06/01

キムラユニティー、入出庫作業時間管理システムで特許

 キムラユニティー(本社・名古屋市、成瀬茂広社長)は3月6日、入出庫作業時間管理システムに関する特許を取得した。物流の現場作業にITを組み合わせ、入出庫作業の時間管理を最適化する仕組み。最小人数による作業と納期保証の両立に貢献する。
 物流現場の作業をより細かく分解し、一つ一つの作業に必要な時間を積み上げて作業時間を算出するシステム。当日の作業の量・種類と掛け合わせた精度の高い作業計画が策定できる。必要な時に必要な人員だけを配置できるほか、作業の進み・遅れも可視化。リアルタイムの進度管理で、的確な現場運営を後押しする。
 キムラユニティーはこれまでに、国内外3カ所の主要顧客の部品センターに、同システムを導入。倉庫管理システムや倉庫制御システムと連携し、現場の環境変化や問題点の把握・改善をサポートしている。
 物流現場では、過去の実績に基づいて作業計画を策定し、納期に間に合わせるために人員を多めに配置することが多い。また、作業の進み・遅れが把握できず、現場の勘やこつに頼って運営せざるを得ないなどの課題がある。キムラユニティーは同システムで入出庫作業を最適化する。

 

キムラユニティーの入出庫作業時間管理システムの概要。既存の倉庫管理・倉庫制御などのシステムと連携し、必要作業時間を算出する