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23/05/31

日通、6月1日から「単身パック」の内容、料金を改定 1基8000円増に

 NXグループの日本通運(本社・東京、堀切智社長)は6月1日の申し込み分から、単身者向け引っ越し「単身パック」のサービス内容と料金を改定する。「単身パックL」以外のラインアップを廃止するとともに、サービスで用いるカゴ台車1基当たりのパック料金を8000円増(税別)と引き上げる。
 燃油・原材料費や人件費の高騰、ドライバー不足の顕在化、総労働時間の厳格化など物流業界を取り巻く経営環境が厳しさを増す中、安定的で良質な引っ越しサービスの提供を継続していくため、改定に踏み切る。
 サービスラインアップは、「単身パックS」「単身パック積んでみる1・5㎥」 と付随の別送品を廃止し、「単身パックL」のみとする。各種オプション料金も改定し、毎年引越が集中する3月20日~4月5日が対象の「シーズン割増」を1基当たり、現行の5000円から3000円増の8000円に値上げする一方、「インターネット割引」は1件当たり、現行の2000円から半額値下げの1000円とする(いずれも税別)。「複数基割引」「夜間配達割増」「開始時間おまかせ割引」は廃止する。
 集配時間帯の区分も改定し、午前9時~午後1時、午後1~6時、フリー(午前9時~午後6時)の3区分とする。

◆改定後の「単身パックL」販売対象エリア一覧

https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/moving-s/tanshinpack-s-l/servicearea.pdf