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23/05/31

フェリーさんふらわあのLNG船「さんふらわあ くれない」、シップ・オブ・ザ・イヤー2022で大型客船部門賞

 フェリーさんふらわあ(本社・大分市、赤坂光次郎社長)のLNG(液化天然ガス)フェリー「さんふらわあ くれない」がこのほど、日本船舶海洋工学会の「シップ・オブ・ザ・イヤー2022」の大型客船部門賞を受賞した。日本初のLNGを燃料とするフェリーとして、環境負荷低減やモーダルシフトへの貢献が評価された。

LNGフェリー「さんふらわあ くれない」

 同船は、今年1月から大阪―別府(大分県)間に就航している。国内では実績の少ないLNGのインフラ整備を推進し、安定した運航を実現。温室効果ガスの削減だけではなく、沿岸・港海域での環境負荷軽減にも貢献している。身近で歴史ある航路で燃料のLNG化に取り組んだことで、環境負荷低減への関心を深める役割を果たしていることも評価された。

LNG燃料補給の様子。トラック4台から同時に補給している

 シップ・オブ・ザ・イヤーは毎年、日本船舶海洋工学会が技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考している。フェリーさんふらわあは、シップ・オブ・ザ・イヤー2018で、大阪―志布志(鹿児島県)航路の「さんふらわあ さつま・きりしま」が大型客船部門賞を受けたのに続き、2回目の受賞となった。