ヤマトＨＤ、宇宙関連スタートアップに出資

ギタイの自律型ロボットアーム（国際宇宙ステーション船内の様子）

　ヤマトホールディングス（本社・東京、長尾裕社長）は、スタートアップ企業に投資する「KURONEKO Innovation Fund」を通じ、宇宙空間向け汎（はん）用作業ロボットを開発するギタイジャパンに出資した。
　ギタイは2016年に設立し、宇宙飛行士に代わり作業を行う自律移動型ロボットアーム、月面作業用の探査車を開発するスタートアップ企業。21年には国際宇宙ステーションの船内で、自律型ロボットアームによる宇宙用パネルの組み立て作業などに成功し、23年中には船外での作業の技術検証を行う。
　ヤマトＨＤはギタイの高い技術力に着目し、出資を通じ、難易度の高い作業の自動化や効率化に役立つ最先端技術の知見を深め、新たな価値提供につなげる。