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23/05/26

イームズロボティクス、ドローンで「レベル4」対応機種の型式認証を申請

 イームズロボティクス(本社・福島県南相馬市、曽谷英司社長)は5月25日、「レベル4」飛行が可能な第一種型式認証を申請した。
 申請したのは、新型の「イームズ式E600-100型」。補助者なし・目視外の運用を目的とし、機体寸法は全長約2メートル×全幅約2メートル×全高約0・7メートル。貨物輸送最大離陸重量24・9キログロム。機体重量19・9キログラム。積載量5キログラム。最大飛行速度は毎秒15メートル。最大対地高度は150メートル。5キログラム積載時の最大飛行時間は20分。
 物流ドローンの事業化を見越した本格的な荷物輸送での利用を見込む。カーボン素材を使用し、軽量で高い剛性を持つ構造。人や人家上空を、多少の天候の変化に左右されることなく、安全に荷物を輸送できるとのコンセプトの下で開発を進めている。佐川急便と進める、2025年度中のドローン物流実用化のための機体で、有人地帯での補助者なし・目視外のレベル4飛行により、過疎地、離島での生活利便性向上と持続可能な配送スキーム(枠組み)構築を目指している。
 イームズロボティクスは3月31日に、レベル4飛行はできないが低コストな第二種型式認証を別の機体で申請済み。