• その他

23/05/16

BEENOS子会社のtenso、米国向け新配送サービス

 国内外でEC事業を手掛けるBEENOS(=ビーノス、本社・東京、直井聖太社長兼グループCEO)の子会社tensoは、米国向けの新配送サービス「Buyee(バイイー)Economy Air」を開始した。軽量の荷物に特化した航空エコノミー便による配送サービスで、船便よりも安価で短いリードタイムが利点。国内企業の海外販売を後押しする。
 新サービスは、実重量により国際配送料金が決まるため、特に軽く大きな商品ほどリーズナブルになるという。tensoによると、0・4キログラム以下の荷物は、船便と比べて最大55%安くなる。海外でも人気が高いトレーディングカードやフィギュア、衣類、ぬいぐるみなどの配送利用を見込む。

海外向け購入サポートサービスとして、新たに米国向けに提供を開始した「Buyee Economy Air」

 配達までのリードタイムは15~17日程度で、船便の半分以下に短縮できる。航空エクスプレス便のリードタイム4~8日には劣るものの、「国際配送料は2・0キログラム以下の荷物が最大70%安くなる」(tenso)とし、価格面でのメリットを押し出す。
 tensoが展開するバイイーは、日本企業の越境ECをサポートするサービス。直近四半期分の流通総額は前年同期比37・8%増と伸長し、グループの越境EC支援件数も4000件を突破した。今回の新サービスで、越境ECの巨大市場である米国でのシェア拡大を図る。アフターコロナで高まるインバウンド(訪日観光客)のリピート買いなどの販路を提供する。