ミドリ安全、マジックテープ付きの再利用荷崩れ防止カバーを発売

　安全靴や作業着を製造・販売するミドリ安全（本社：東京、松村不二夫社長)は５月１日、マジックテープ式の荷崩れ防止カバー「包みラップレス」を発売した。2021年から販売している再利用可能なカバー「ラップレス」に締め具合を調整できるマジックテープを付けたことが特長。パレット用、ストックカート用の２種類を用意し、物流業や倉庫業、配送などで荷崩れを防止するツールとして活用を見込む。

　ラップレスは、主に物流現場の廃プラスチック問題に対応した、使い捨てのストレッチフィルムに替わる荷崩れ防止ツールとして、同社が独自開発。縫い目をつくらず、高い伸縮性と耐久性を持ち合わせ、跳ね上がり振動試験でも高い固定力を実現した製品として、21年５月に発売。汚れたら洗濯機などで洗って繰り返し使え、ストレッチフィルムに比べ廃棄焼却時の二酸化炭素量を削減できるなど、環境にも優しいカバーだ。
　今回発売した包みラップレスは、ユーザーの要望が多かった締め具合調整機能や色付きモデルの開発に着手して生まれた製品。伸縮性のあるリサイクルポリエステルを素材に使い、サイズ調整がしやすい。端の３カ所にマジックテープを付けたことで、締め具合を調整できる。
　幅約75×長さ約320センチメートルのパレット用と、幅約75×長さ230センチメートルのストックカート用の２種類から選べる。色は汚れが目立ちにくいグレーを採用したが、発注条件に応じて要望の色付けにも応えるという。

　標準価格はパレット用が9030円、ストックカート用が8360円（いずれも税別）。同社の通販サイト「ミドリ安全.com」の他、楽天市場、アマゾン、ヤフー！ショッピング、au PAYマーケットで購入できる。
　同社は、発売を記念し、５月下旬から先着300社限定で「無償サンプルキャンペーン」を実施する。新製品の包みラップレスのパレット用とストックカート用、従来製品のラップレスを各100枚、合計300枚用意し、いずれか１枚を先着申し込み順で無償提供する。
　問い合わせ先はミドリ安全.comコールセンター、電話0120(310)355。