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23/05/12

セイノーHDなど、佐那河内村と地域課題解決に向け連携協定

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)は5月10日、エアロネクスト,KDDIスマートドローンと共に、徳島県佐那河内村と、ドローンや次世代高度技術を活用した地方創生に向けた連携協定を締結した。地域の物流課題をデジタル技術で解決し、地域振興や災害時対応などに取り組む。

左から、河合秀治セイノーHD執行役員、岩城福治佐那河内村長、田路圭輔エアロネクスト代表取締役、博野雅文KDDIスマートドローン社長

 佐那河内村は徳島県の中山間地域にあり、高齢化率は47・6パーセントと高く、運転免許証を返納する高齢者が増加傾向にある。ドローン配送と陸上輸送を融合したスマート物流を通じ、地域交通や物流が抱える課題解決に取り組む。観光、産業、経済の振興、防災・災害時の対応強化も推進する。
 佐那河内村はこれまで、新しい物流インフラの構築を目指した「中山間地におけるドローン配送」の実験を行い、社会実装に向けた検討を進めてきた。実験後には、デジタル田園都市国家構想推進交付金に採択され、モデルケースとなり得る取り組みとして、新スマート物流の構築を目指している。