- 船・鉄道
23/05/12
JR東、7月にロッカー事業で新会社設立・駅を物流拠点に
JR東日本(本社・東京、深沢祐二社長)は7月3日、「JR東日本スマートロジスティクス」を設立する。「予約・預入、受取、発送」を可能にする新型の多機能ロッカーを導入し駅の物流拠点化を推進し、宅配ラストワンマイルの利便性向上に貢献する。
新たに導入する「予約・預入・受取・発送」が可能な多機能ロッカーと、物流企業やECサイトなどを配送プラットフォーム機能と連携。商品や荷物の発送、受取りなどを可能にする駅の物流拠点化を推進する。冷蔵機能を搭載したロッカーも整備し、ECで申し込んだ商品や列車荷物輸送「はこビュン」を活用した産地直送商品の受け取りも可能になる。
クリーニングや薬局などと連携し、ロッカーを拠点とした受け取りの推進や、将来的には駅ナカ・駅ビルなどの商品を営業時間外の受け取りも可能にする。
従来からのウェブアプリ上での空き状況の検索も充実させ、今後3年間で首都圏に新型ロッカーを約1000台、約3万口を導入予定。利用者の需要に応じて各種サービスに割り当てるロッカー口数を変動させることで、ニーズに適したサービスを提供する。営業エリアは、首都圏エリアのエキナカを中心に展開し、今後は地方圏やマチナカへの展開も予定している。
ロッカーと物流の連携を推進し、ラストワンマイルの課題や物流の2024年問題など社会課題の解決に貢献していく。