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23/05/11

吉田運送、海コンを陸上輸送に転送できる「スイッチボディ」の活用開始

 吉田運送(本社・茨城県坂東市、吉田孝美社長)はこのほど、海上コンテナを陸上輸送に転用できる「スイッチボディ」の運用を開始した=写真。ウィング型の開閉部分を取り付けた海コンで、陸上輸送で使われるウィングトラックと同程度の効率的な積み降ろしが可能となり、生産性向上につなげる。

海コンにウィングの開閉部を取り付け陸上輸送への転用を可能にした「スイッチボディ」

 従来の海上コンテナは一般的に、後部に観音開きの扉を持つ。そのため、積載効率が悪く、陸上輸送の転用に向かなかった。スイッチボディは、ウイング型の開閉部を付けることで、積み降ろしの効率性を高めた。利用することで、海上コンテナ用の車両を持つ運送企業が、一般の陸上輸送を手掛けることも可能になり、業務の柔軟性を高めることができる。
 今後、陸上輸送の転用による効率化や、海上輸送と連携したモーダルシフトなどに活用し、物流効率化につなげる。