• 物流機器メーカー

23/05/08

EVモーターズ・ジャパン、北九州に商用EV量産拠点 23年秋稼働へ

 商用EⅤ(電気自動車)を開発するEⅤモーターズ・ジャパン(本社・北九州市、佐藤裕之社長)は2023年秋からの順次稼働を目指し、北九州市若松区で商用EⅤ専用の量産組み立て工場を建設する。バスをはじめ、「EV物流車」と銘打つトラックや、移動電源車を含む特殊車両、再利用可能なバッテリーの最終組み立てを行う拠点で、国内初の商用EV専用量産組み立て工場になるという。年内に数台程度の組み立てからスタートし、最終的には年1500台の生産体制を目指す。
 二酸化炭素や汚染物質を排出しないゼロエミッション社会の実現へ、強固な商用EⅤ量産体制の構築とさらなる車両ラインアップの拡充を図ることが主な狙い。福岡県での新たな地場産業、雇用機会の創出につなげ、地域社会発展にも貢献する。
 各車種は、ОEM(相手先ブランドによる生産)を手掛けるパートナーから半完成品とパーツ類を輸入し、新工場で最終組み立てを行う。

最終組み立て工場の完成予想図

 新工場の所在地は北九州市若松区向洋町22ノ1。「ゼロエミッション e-PARK」の名称で、商用EVの生産にとどまらず、試乗や試運転といった体験や工場見学も可能な総面積約5万8000平方メートルの複合施設とする計画。第1期工事では、23年秋稼働を目指し組み立て工場と検査棟を完成させ、順次、完成車の走行を実証するテストコースや自動運転のテストコースの建設に着手していく。
 施設で使用する電力は、風力・太陽光発電を活用した再生エネルギーによる自立発電で賄う方針だ。
 4月28日の起工式には、関係者約180人が出席。来賓として服部誠太郎福岡県知事や武内和久北九州市長も参加した。