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23/05/08

パルシステム千葉、フードドライブを利用者に呼び掛け

 生活協同組合パルシステム千葉(本部・千葉県船橋市、佐々木博子理事長)は5月1日から26日まで、食品を集め生活困窮世帯へ提供するフードドライブを利用者に呼び掛けている。宅配の物流網を活用した家庭の未利用食品回収に加え、普段の注文で食品を寄贈できる仕組みを構築した。食品は県内フードバンクを通じ、必要とする世帯に提供される。

2022年度のフードドライブ開催時の仕分け作業の様子

 フードドライブは、家庭で余っている食品を持ち寄り、地域のフードバンクや子ども食堂、福祉施設に寄付する活動。パルシステム千葉では、毎週12万6000世帯を訪問する宅配トラックの物流網を活用し、配達時に家庭の未利用食品を回収する。賞味期限が2カ月以上ある缶詰や瓶詰の保存食品、麺類、菓子、飲料、調味料、贈答用商品、コメなどが回収の対象。
 また、余っている食品がなくても参加できるよう、寄贈用食品セット「まごころセット」の注文を受け付ける。同セットはツナ缶、子ども用カレーフレーク、わかめスープの素各1食入りで384円(税込み)。
 県内9カ所の配送センターに集めた食品は、各拠点での賞味期限の点検や仕分け作業を経て近隣のフードバンクなどへ寄贈する。仕分け作業は、宅配利用者にボランティア参加を呼び掛ける。学習会を通じフードドライブへの理解を深め、職員と共に作業した後、寄贈先へのメッセージカードを作成する。寄贈先団体は、フードバンクちば、フードバンクふなばし、とうかつ草の根フードバンクなど。