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23/05/08

全農物流、埼玉・久喜に関東圏で同社初の冷凍・冷蔵倉庫がしゅん工

 全農物流(本社・東京、寺田純一社長)はこのほど、埼玉県久喜市の埼玉倉庫で、関東圏では同社初となる冷凍・冷蔵倉庫「7号倉庫」をしゅん工させた。東北自動車道の久喜インターチェンジから至近の立地を生かし、農畜産物の物流拠点として運営していく。

「7号倉庫」外観。8月にも太陽光パネルを設置する

 所在地は久喜市樋ノ口50ノ5。7号倉庫は2層構造で、低温8倉、冷凍3倉、冷蔵4倉を整備。冷凍4348トン、冷蔵5443トンを含む合計約2万3000トンの収容力を持つ。3階に埼玉本社が入居する常温倉庫兼事務所の「8号倉庫」と共に3月にしゅん工。4月25日にしゅん工式を行った。
 低温倉庫前室の前には全長105メートル、幅25メートルの全天候型大ひさしを設置。冷蔵倉庫はパーシャル温度帯に対応し、農畜産物の鮮度保持を可能とした。米穀の保管に加え、市場拡大が見込まれる冷凍・冷蔵物流に積極的に取り組んでいく方針だ。

天候に左右されず効率的な荷役が可能な大ひさしを設けた「7号倉庫」