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23/05/08

日通、来年3月にも熊本県に「熊本ロジスティクスセンター」稼働へ

 NXホールディングスグループの日本通運(本社・東京、堀切智社長)は2024年3月にも、熊本県益城町に「熊本ロジスティクスセンター」を稼働する。今年3月には熊本市に「熊本半導体事業所」を開設し、半導体 関連の物流需要に対応して営業力を強化する。
 新センターの所在地は郡益城町平田2561ノ1。熊本支店総合物流事業所益城センター内に、鉄骨造2階建て、延べ床面積約8700平方メートル。倉庫の出入口に設置された前室は5~25度、保管室は20~25度で温度管理できるよう空調を整備する。屋内外に録画式監視カメラを計40台設置するほか、24時間稼働の非常用発電機、太陽光発電も設ける。
 熊本県では現在、台湾積体電路製造(TSMC)の半導体製造工場の建設が進められており、物流需要を取り込むため、今年1日は熊本市に新たな事業所を開設。来春稼働の新倉庫と組み合わせ、顧客のビジネスをサポートする体制を拡充する。
 NXHDは23年度までの中期経営計画で、半導体関連産業を重点産業の一つと位置付けている。

3月1日稼働の熊本半導体事業所のメンバー