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23/05/01
国交省、豊田自動織機の型式を取り消し
国土交通省は4月26日、道路運送車両法に基づき、豊田自動織機のディーゼルエンジン2機種の型式指定を取り消す行政処分を行った。
フォークリフト向けエンジンの排ガス性能試験で不正があった問題を受けたもの。国交省によると、長距離耐久試験で一部の測定データの改ざんがあり、排出性能が基準を満たしているという技術的根拠がないにもかかわらず、満たしていると不正に型式指定を取得していた。
同省は3月25日、企業の意見などを聞く聴聞会を開き、型式取り消しの判断を下した。豊田自動織機は既に経年劣化により排ガス規制値超過の恐れがある、対象約7万2000台のリコールを同省に届け出ている。