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23/04/28

JR貨物、大阪・関西万博へ全国で鉄道コンテナリレー

 

取り組みのイメージ。コンテナラッピングは貨物駅でのイベント時のみ実施

 

 JR貨物(本社・東京、犬飼新社長)は2025年の日本国際博覧会「大阪・関西万博」に向け、全国をつなぐ鉄道コンテナリレーに特別協力する。5月6日、大阪府吹田市の吹田貨物ターミナル駅で出発式を行う。万博開幕までの2年間、列島各地の貨物駅でイベントを開き、万博への機運醸成を後押しする。
 「列島縦断!2025年日本国際博覧会鉄道コンテナリレー」として、1970年の大阪万博会場近くの吹田貨物ターミナル駅から出発。日本全国のJR貨物各支社の拠点貨物ターミナル駅を巡り、「万博へのバトンリレー」をつなぐ。25年4月、大阪・関西万博の開催地の夢洲に近い安治川口駅で、最終イベントの到着式を開催する。
 各貨物駅でのイベント時には、万博のロゴや公式キャラクター「ミャクミャク」をあしらったコンテナラッピングを披露。また、周辺自治体の出展協力で、多様な地産品・伝統文化の情報を発信する。キッチンカーによる味自慢などで地域住民を巻き込み、万博への期待感を盛り上げる。
 今回の鉄道コンテナリレーは夢洲新産業・都市創造機構が主催。「2025年日本国際博覧会とともに、地域の未来社会を創造する首長連合(万博首長連合)」が協力している。JR貨物グループは特別協力を通じ、長期経営計画に掲げた「地域の活性化」に取り組む。