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23/04/28

日本GLP、大阪府と災害時の広域物資輸送協定を締結

 日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は4月27日、大阪府、GLP投資法人と「災害時における広域物資輸送拠点の開設等に関する協定」を締結した。府が災害時物流で、物流不動産会社と協定を結ぶのは初。
 大規模災害の発生時、3者が連携し、緊急物資の受け入れや保管、市町村への輸送基地となる広域物資輸送拠点の開設・運営を行う体制を迅速に整える。また、日本GLPとGLP投資法人は、大阪府の協力要請により、所有・運営する府内の施設を対象に、高いBCP(事業継続計画)機能を持ち、災害に強い物流施設の倉庫や一部共有スペースを提供する。
 日本GLPは今後、府内で新規開発する物流施設も協定の対象とし、開設可能な広域物資輸送拠点を拡大する方針。協定内容を想定した訓練の実施も計画していく。
 府は戦略的な防災・減災対策に向け、「大阪府防災会議」を定期的に開催。災害対策の根幹となる大阪府地域防災計画や、大規模地震による被害を軽減するための新・大阪府地震防災アクションプランを定め、災害対策に取り組んでいる。