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23/04/28

小丸交通財団、福岡県の中学校2校で交通安全教室を開催

 福山通運(本社・広島県福山市、小丸成洋社長)と外郭団体の小丸交通財団は4月20日、福岡県糸島警察署と共催で、交通安全教室を開催した。
 同日の安全教室は糸島市立前原中学校で行われ、全校生徒671人を対象に実施。学校から、自転車の交通事故防止と交通安全の意識向上を図りたいとの要望を受け、ドライブレコーダーの映像を使った危険予測や、交差点の安全行動などの体験学習を行った。
 生徒からは「見通しの悪い交差点では、必ず一時停止して通行するようにする」など事故防止につながる感想が上がった。
 21日には、糸島市立前原西中学校でも全校生徒725人を対象に、交通安全教室を開催。同校は交通量が多い幹線道路に面しているため、自転車による登下校中の交通事故防止や、交通安全意識向上を図りたいとの学校側の要望があり、ドラレコ映像や自転車シミュレーターを使用した危険予測の体験学習を行った。
 生徒からは「自転車の交通ルールやマナーを守り、地域の模範になりたい」といった感想があり、福通は「子どもたちの交通事故が1件でも減少するよう、管轄する警察署や自治体と連携し、交通安全の啓発活動に努めたい」としている。
 小丸交通財団は2013年9月、交通安全思想の普及啓発活動を目的に創立され、全国の小学校を中心とした交通安全教室の開催、交通事故防止の啓発活動を行っている。また海外では、交通安全意識の向上や日本との文化交流のため、日本語作文スピーチコンテストを開催するなど、SDGs(持続可能な開発目標)を支援している。

前原中学校では、自転車を使用した走行体験を実施した

前原西中学校では、自転車シミュレーターを使用した走行体験が行われた