• 物流企業

23/04/27

三菱倉庫、ベトナムの物流企業と連携強化

 三菱倉庫(本社・東京、藤倉正夫社長)は4月26日、ベトナムの物流企業インドゥートランスロジスティクスの株式を追加取得し、持分法適用会社化した。連携を強化し、ベトナム国内やインドシナ半島全域での事業拡大を目指す。
 インドゥートランスは2000年1月に設立。資本金は7202億ベトナムドン。ホーチミン市に本社を構え、従業員数は連結で約2200人。フォワーディング・航空貨物・倉庫・港湾運送・不動産事業を手がける。
 三菱倉庫は11年、インドゥートランスとの合弁会社を立ち上げ、ベトナムで倉庫、国内輸送、流通加工、航空・海上輸出入貨物取り扱いなどのロジスティクス事業を共同展開。ホーチミンやハノイで物流拠点を運営している。今回は昨年8月に続く株式追加取得で、出資比率を20・5%に引き上げた。
 三菱倉庫グループはASEANなどで増加が見込まれるコールドチェーン需要を踏まえた経営計画「MLC2030ビジョン」を策定。医療・ヘルスケアおよび食品・飲料分野の顧客のサプライチェーンのサポート体制拡充、フォワーディング業務の強化を進めている。