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23/04/27

三井不レジ、オートロックマンションに戸別宅配ボックスの新システム

 三井不動産レジデンシャル(本社・東京、嘉村徹社長)は川崎市で開発した新築のオートロックマンションで、戸別宅配の新システムを導入した。全戸に専用宅配ボックスを設け、荷物の伝票番号をセキュリティーを解錠するキーとして使う仕組み。荷物の再配達削減に貢献する。

各戸玄関横に備え付けられた専用IoT宅配ロッカー

 インターホン機器大手のアイホンと、IoT(モノのインターネット化)宅配ボックスなどを手掛けるPacportが共同開発した新システム「Pabbit」を使用。アイホンの集合玄関機に、安全性が確保されたPacportのクラウドソリューションを搭載した。
 宅配業者は集合玄関機で荷物の伝票番号の認証を行い、居住者が不在でもエントランスやフロアセキュリティを通過。各階・各戸に設置されたIoT宅配ロッカーに荷物を届ける。居住者は固定パスワードか専用アプリでロッカーを解錠し、荷物を受け取る。
近年、国内ではネットショッピングの普及やコロナ禍に伴って宅配荷物の取扱いが増加。共用宅配ボックスの不足などの問題が浮上し、非対面・非接触での受け取り需要も高まっている。

オートロックマンションでも不在時の戸別宅配を可能にする新システム