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23/04/27

臼杵運送、ナブアシストの自動点呼ロボを九州で初めて導入

自動点呼を活用して、運行管理者の労務負荷低減を図る

 臼杵運送(本社・大分県臼杵市、足立哲社長)は3月14日、熊本県嘉島町の熊本支店でロボットを使った自動点呼を開始した。九州運輸局の認可を受けて、ドライバーの乗務後点呼で活用する。最新の技術を活用し、点呼の高度化とドライバーの安全確保を両立できる体制を構築する。
 ナブアシストが開発した「点呼+ロボット版」を設置。顔認証やアルコール測定などの点呼結果をクラウド管理し、点呼記録簿が自動作成されるため、運行管理者の業務平準化や負担軽減につながる。また富士通Japanの提供するAIプラットフォーム(基盤)を搭載したロボットが、事前に登録した伝達事項などを確実にドライバーに伝える。
 臼杵運送は2022年6~8月、富士通の協力で自動点呼の実験を実施。今年1月に、熊本支店に導入した。国土交通省は今年1月、乗務後点呼に限り自動点呼の活用を認めるようになっており、臼杵運送も認可申請を行い、今回の実用化に至った。
 今後、自動点呼の全国への展開やデジタルタコグラフとの連携によるドライバーの労務状況の即時把握を進める。24年4月にスタートするドライバーの労働時間規制に向けて、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進で、対応を深めたい考えだ。