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23/04/27

全ト協、燃料サーチャージの手引を改訂 価格転嫁交渉を後押し

 全日本トラック協会(坂本克己会長)は、トラック運送企業の燃料サーチャージ導入促進を図るため、「燃料価格上昇に対処するための燃料サーチャージ導入ハンドブック」を改訂。協会ホームページで公開している。
 2013年に発行した初版を、今年3月、10年ぶりに第2版として改訂。燃料サーチャージに関する基礎知識から、基準価格や改定条件の設定、燃費の把握を踏まえた算出手順、届け出方法、荷主交渉のポイント、運送各社による導入事例などを盛り込んだ。中でも荷主交渉では、自社の現状分析や、荷主に提示するデータ、あいさつ文の作り方、交渉力を高めるためのコミュニケーション方法を詳しく解説している。
 また、3月に燃料サーチャージの算出方法が国土交通省告示として定められたことや、標準的な運賃と組み合わせた荷主交渉の推奨など、近年の動向も踏まえた。参考として、交渉がうまくいかない場合に活用できる、公正取引委員会や中小企業庁、国交省の支援策も紹介している。

◆ハンドブック閲覧ページURL https://jta.or.jp/pdf/surcharge/handbook2023.pdf