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23/04/25

臼杵運送、サントリーHDと共にリニューアブル燃料を使った輸送を実施

リニューアブル燃料の給油風景

 

 臼杵運送(本社・大分県臼杵市、足立哲社長)は5月31日まで、サントリーホールディングス(同・大阪市、新浪剛史社長)と共同で、二酸化炭素排出量の削減が期待されるリニューアブル燃料を使用したトラック輸送を実施している。軽油とリニューアブル燃料との燃費の比較やトラック車両への影響の有無などを検証することで、持続可能な社会の実現に貢献する。
 今回使用するリニューアブル燃料は、フィンランドのエネルギー企業ネステ社が開発した。生物由来の非可食油を原料に精製された燃料で、石油由来の軽油と比較して二酸化炭素排出量を約90%削減できるといわれている。また、既存の車両や給油施設をそのまま使用できることから、今後国内での利用拡大も期待されている。
 サントリーHDとの取り組みでは、関東地区で輸送業務に当たるトラック1台を対象に燃費の比較や車両への影響の有無の検証、日常点検による燃料や排ガスの確認、軽油と比較した走行状態の確認を行う。燃料調達は伊藤忠エネクスが担当。