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23/04/24

AZ-COM丸和HD、25年4月にも埼玉県で食品物流センター稼働

 AZ-COM丸和ホールディングス(本社・埼玉県吉川市、和佐見勝社長)は2025年4月をめどに、埼玉県松伏町に保有する用地に食品物流センターを稼働する。都心から約25キロメートル圏内の立地を生かして食品物流需要を取り込むとともに、首都圏の災害時には食料などの供給基地としても機能させる。

BCP物流拠点としての役割も担うことも可能な新センターとなる

 「AZ-COM Matsubushi A棟(仮称)」の所在地は、松伏町田島南1ノ1。2022年7月に取得した約11万6300平方メートルの敷地に、免震構造5階建て、延べ床面積約8万3000平方メートルの施設を建設する。投資総額は約230億円。センター建設は2期に分けて行う計画で、今回は1期目。23年6月に着工し、25年1月のしゅん工を目指す。2期工事は建設費高騰の影響も考慮し、投資環境を見極めながら慎重に検討する。
 1階で冷蔵、2階で冷凍・冷蔵、3~5階でドライ貨物を扱う。5階にはBCP(事業継続計画)倉庫と食堂を併設する。新センターは都心から約25キロメートル圏内の立地に加え、25年春に工事完了予定の「東埼玉道路」に隣接しており、開通後は高速道路(外環道)へのアクセスが格段に向上する見込みだ。
 新センター建設は、25年3月期を最終年度とする3カ年中期経営計画の一環。中核のEC物流、低温食品物流、医薬・医療物流の物量増大への対応による持続的な成長の実現と、BCP物流による社会インフラとしての物流ネットワーク構築を掲げており、新たな施設が必要と判断した。
 また新センター建設費の一部充当を目的に、シンジケーション方式によるコミットメント期間付きタームローン契約も締結。柔軟で機動的な資金調達と、安定した財務基盤を維持する。