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23/04/24

Hakobot、名古屋大河口研究室と自動配送ロボットを共同研究

 ロボットの研究開発を手掛けるHakobot(=ハコボット、本社・宮崎市、大山純代表取締役)は、名古屋大学の河口信夫教授の研究室と共に、自動配送ロボットの実装を目指した共同研究を実施した。
 研究では、河口研究室が2022年3月、研究開発用途に購入したハコボットの走行ユニット「Hakobase(ハコベース)」を活用。ハコボットはハードウェアの設計・開発ノウハウを、河口研究室は自動運転開発・制御ノウハウを生かした知見を共有し、高性能の屋外向け自動配送ロボットを研究開発した。
 昨年11月には、茨城県つくば市で開催された「つくばチャレンジ2022」に、ハコベースを元に開発した「UCL-Hakobot」で出場。6月から共同研究を開始し、機体やプログラムの改修を重ねた。他チームの多くが走行実績のある機体や研究開発向けに製品化済みの機体で参加する中、短期間で実績のない屋外自律走行ロボットで出場した。

                  「つくばチャレンジ」の走行コースを走る自動配送ロボット

 ハコボットは今後、屋外でも走行可能な高い走破性能を持つ4輪駆動4輪操舵のハコベースをさらに改良し、完全自社開発で自動配送ロボットの新型機を開発していく。