ＪＰ楽天ロジ、東京・八王子に「楽天24」向け新センター開設

　楽天グループと日本郵便の合弁会社・ＪＰ楽天ロジスティクス（本社・東京、諌山親社長）はこのほど、東京都八王子市で、楽天が運営する日用品直販サービス「楽天24」の物流センター「楽天フルフィルメントセンター多摩」の稼働を開始した。自動化技術を取り入れた関東の中核拠点として、楽天24のさらなる商品供給能力向上、東日本エリアへの配送リードタイムの短縮を図る。
　所在地は八王子市鑓水２ノ108ノ４。２階建てで、延べ床面積は約５万平方メートル。野村不動産が開発した大型施設のLandport多摩を１棟賃借した。
　これまでＪＰ楽天ロジは、神奈川県相模原市と兵庫県川西市の専用物流センターを中心に、楽天24で取り扱う商品の一括管理、受注後に複数商品を同じ箱にこん包して配送する仕組みを構築。低コストでスピーディーな配送サービスを提供する体制を整えてきた。楽天24の流通が伸長し、既存の物流センターが稼働率を上げたため、新センターの開設に至った。
　新センターでは、これまで培ってきた倉庫運営のノウハウを生かし、さらなる効率化を追求。楽天24のユーザーにより品質の高い配送サービスを提供していく方針だ。
　楽天24は、水やトイレットペーパーなどの日用品、化粧品、食品などの生活雑貨や家庭用品・消耗品を、購入できる楽天直営の店舗。ＪＰ楽天ロジは2021年７月に楽天の物流事業を承継し、「楽天西友ネットスーパー」の物流センター業務を除く、物流センターの管理・運営を引き継いだ。