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23/04/21
CJPT、西濃・福通・コカ・コーラなどがFCVを導入
コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(=CJPT、本社・東京、中嶋裕樹社長)は4月21日、都内にFC(燃料電池)トラックを導入した。
西濃運輸(本社・岐阜県大垣市、小寺康久社長)、福山通運(同・広島県福山市、小丸成洋社長)が都内の支店で導入。CJPT社が中心となり、各社が参加するコンソーシアム(共同事業体)の取り組みの一環で、実際の業務で使用しデータなどを取得。円滑なエネルギーマネジメント体制の構築など、社会実装に向けた取り組みを進める。
西濃は、東京支店と深川支店に各1台を導入。来週以降、京浜ターミナル支店、大森支店にも順次導入する。2025年度末までに、4支店合わせて45台の環境貢献車両を導入する。
福通は、東京支店に1台導入。都内の集配で活用し、データの蓄積を図る。今後EV(電気自動車)トラックの導入も計画しており、それぞれのトラックの特性比較も行う。
またコカ・コーラボトラーズジャパン(本社・東京、カリン・ドラガン社長兼CEO)が4月から、CJPTのパートナー企業として参画。29年度までに都内江東区の新砂セールスセンターにFCトラックを5台、同大田区の羽田セールスセンターにバッテリー型EVを11台導入する計画だ。
さまざまな業務・環境で実際に使用し、各種データの蓄積を図る。データを活用し、切れ目のない運行計画を実現するエネルギーマネジメントシステムの構築や、各種低炭素車の社会実装に向けた取り組みを進める。
CJPTを幹事社とする共同事業体の取り組みは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する低炭素化に向けた社会実験の一環。大型車による幹線輸送からラストワンマイルの配送まで含めたカーボンニュートラル(炭素中立)実現に向けた取り組みを進めている。