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23/04/21

SGシステム、AI活用OCRのPFで柔整レセプト読み取り可能に

 SGシステム(本社・京都市、谷口友彦社長)は4月、AIを活用したOCR(光学的文字認識)プラットフォーム(基盤=PF)サービス「Biz-AI×OCR」で、柔道整復施術療養費支給申請書(柔整レセプト)の読み取り機能の提供を開始した。手書き入力が多くデータ化が難しかった柔整レセプト帳票の読み取りに対応し、入力を含む業務の省力化や効率化を支援する。
 AIや画像処理技術などを組み合わせた非定型帳票に対応する機能と、レセプトの要件に特化したAI活用のOCR技術を複数搭載することで、96~99・9%という高い読み取り精度を実現した。
 AIが帳票の信頼度や複数項目の整合性チェックを行い、正確性の度合いを判定する。後続業務ではAIが出した判定結果を基に、人は確認する項目のみに作業を集中できるため、省力化につながる。

AIを組み合わせたOCRによる柔整レセプト読み取り機能の特徴

 一般的なパソコンに導入可能で、専用機器は必要ない。パソコンを追加すれば台数に比例して自動で性能が向上していく仕様とした。
 柔整レセプトは、年間約4600万件が主に紙で作成されている。他分野のレセプトに比べ手書きの記入部分が多く、多様なフォーマットが存在するため、OCRの実用が難しかった。