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23/04/19

関通、次世代OMS・WMS開発でスパイスコードと提携

 関通(本社・兵庫県尼崎市、達城久裕社長)は4月14日、飲食産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を手掛けるスパイスコードと資本業務提携を結んだ。次世代型のOMS(受注管理システム)の共同開発を目指す。
 食品取扱事業の顧客・物流・販売チャネルを共有し、協業する。関通のWMS(倉庫管理システム)「クラウドトーマス」と連携し、スパイスコードの顧客に物流サービスを提供する。また、人工知能などの技術を取り込み、クラウドトーマスの機能強化を図る。
 スパイスコードは2019年設立。資本金1億円。セントラルキッチンサービス「ロカルメ・オーダー」の開発・提供、加工食品の製造・販売などの事業を展開している。22年7月期の売上高は6500万円。
 関通はスパイスコードを持分法適用関連会社とする見通し。4月21日付けでスパイスコードの株式2484株を取得する。取得価額は諸費用込みの概算で1億5200万円。7月には既存株主からの株式譲渡で1658株の取得を見込む。取得価額は未定だが、5000万円程度を想定している。異動後の所有株式は計4142株で、議決権比率は21・74%。