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23/04/19

フェリーさんふらわあ、大阪‐別府でLNG燃料の新造フェリー就航

 商船三井グループのフェリーさんふらわあ(本社・大阪市、赤坂光次郎社長)は4月14日、大阪‐別府(大分県)航路で、LNG(液化天然ガス)燃料の新造フェリー「さんふらわあ むらさき」を就航した。同航路では1月にも、LNGを燃料とする新船を投入しており、2隻体制で運航する。利用する物流企業の環境負荷低減とドライバーの労働環境改善をサポートする。
 新造フェリーの全長は約200メートルで、総トン数は約1万7100トン。乗客数は716人。船体の大型化により、13メートル換算で、137台(従来船比45台増)のトラックを積載できる。航行速力は22・5ノット。 搭載するデュアルフューエル式エンジンは、LNGとA重油を使用できるのが特徴で、LNGを使う場合、従来船比で排出される二酸化炭素を約25%削減できるという。
 同社は1月にも、大阪‐別府航路で、LNG燃料の新造フェリー「さんふらわあ くれない」を就航。脱炭素化が求められる中、内航業界でいち早く新燃料の活用に取り組んでいる。

積載能力の向上と新燃料の活用により、物流企業の輸送サービスをサポートする