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23/04/18

NXHD、重量品建設事業を分社化へ

 NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、斎藤充社長)は4月14日、日本通運の重量品建設事業の分社化に向けた検討を開始した。専門領域である重量品建設事業の役割と責任を明確化するとともに、ホールディングス制の強みであるグループ経営を強化する。
 同事業は、特殊車両や機材を持ち、高い技術力とマネジメント力で重量物の運搬・架設・設置までを一貫して行っている。地球温暖化の社会課題に対する脱炭素化・クリーンエネルギーシフトに伴う需要増加が見込まれているほか、高い専門性や技術開発がこれまで以上に必要となり、人材獲得競争も激化していることに対応する。
 NXHDは、分社化を通じて高い技術と知識を持つ専門家集団が顧客のニーズにスピーディーに対応することが、重量品建設事業の成長につながると判断。分社化に向けた検討を開始する決議をした。今後、分社化を行う場合、時期や方法などについて改めて開示していく。